全日本ロードレースJ-GP2クラスに参戦している井筒仁康選手が所属する「will raise racing RS-ITOH」の2015年チーム体制発表会が開催されました。
昨年2014年に井筒選手のレース活動に賛同した株式会社ウィルレイズ(代表取締役CEO 志田仁氏)のサポートを受けて念願の自らのチームを立ち上げた井筒選手。2シーズン目の今年はオリジナルフレームで臨みます。
「昨年は4位→3位→優勝と来てこれから、と言うときに残り3戦を転倒リタイアという結果になってしまいました。”勝ちたい”という気持ちが強すぎたのです。長いレース人生の中でここまで”攻める自分”は初めてで、そのことに驚いています。しかし、攻めるだけではダメ、今年は結果は残す走りをしたいです。結果とは当然、チャンピオン! 狙います。」
「今年はゼッケン11番(昨年のシリーズランキング11位)。これは自分がカワサキ時代にチャンピオンを獲得したときに付けていたゼッケンでゆかりのある数字。だからずっと付けたいと思っていました(J-GP2クラスのレギュレーションではランキング外の数字ならゼッケンに起用可能だがランキング内の数字を選ぶことができない)今年、ゼッケン11番を付けて攻めの走りをすることが今から楽しみです」と井筒選手。
ウィルレイズ・志田CEOは「井筒選手のポテンシャルの高さは折り紙付きで絶対的な信頼を置いています。昨年の成績をみてもわかるとおり、”表彰台に登る”走りができるマシンではあるけど我々が目指しているのは年間チャンピオンを獲ること。そのためのベースアップとして必要ならば、ということでオリジナルフレーム制作を決意しました。」とコメント。
ウィルレイズは会社のCIを行い「Up-Grade the Quality of Happiness – 幸せの質をアップグレードする生き方へ- 」と、スローガンもロゴも一新。オリジナルフレームのマシン、新しいカラーリングで2年目を闘います。激戦のJ-GP2クラスの中でチーム一体となってシリーズチャンピオンを狙う「will raise racing RS-ITOH」の熱い走りに注目ですね!
photo & text : koma(レースシーンは2014年の写真です)