いよいよHRC始動。8耐合同テスト初日トップは長島哲太。2分5秒台の驚速タイム!
鈴鹿8耐に向けた4メーカー合同テストが開催された。新型コロナウィルスの感染拡大で過去2年間中止となったが今年は開催されそうだ。
今回のテストにはホンダワークス:Team HRCが参加。ライダー体制はまだ発表されていないが長島哲太、高橋巧、水野涼が参加した。初日トップタイムをマークしたのは長島。2分5秒737!いきなり5秒台に入れてきた。3本目の走行ではロングランも行い、2分6秒中盤から2分7秒前半でラップしていた。
「今日は走る予定は無かったのですが乗り出しで5秒台に入ったので順調に仕上がってきていると思います。その後のアベレージも刻めました。テストではいつも単独なので多くの台数と一緒に走れたのは良かったです。」
2番手は昨年のEWCチャンピオンチーム:ヨシムラSERT Motul。2分6秒749。テストは渡辺一樹と津田拓也が参加。タイムは渡辺がマークした。「8月の本番を見据えて燃費マップの調整を行なっていましたが、1本目・2本目と上手く合わず少し焦りましたが、チームが最後にまとめてくれました。とは言えまだまだやることはあるので明日以降も粛々とテストを行います」
3番手タイムはTeam HRC2分7秒182。タイムは高橋が出した。水野と共にブリティッシュ スーパーバイク(BSB)に参戦して2年目。久しぶりの日本・久しぶりの鈴鹿。来週末にはBSBの第4戦が開催されるためこのテストが終わったらすぐにイギリスへ戻る。
水野の腕と胸が一回り大きくなった。イギリスではトレーニングが娯楽と言い、ひたすらトレーニングを続けているそうだ。
今回もう一つのワークスチームKawasaki Racing Team(KRT)からレオン・ハスラムが参加している。タイムは 2分8秒063で総合8番手。
今回のテストは4メーカーの合同テストの他に鈴鹿8耐特別スポーツ走行が開催された。鈴鹿8耐参戦予定チームが走行する30分間の走行が3本。この枠でHonda Suzuka Racing Teamが走行した。ライダーは亀井雄大、杉山優輝、田所準。
この3名で鈴鹿8耐に参戦する。今シーズン、亀井は注目されている。JSB1000クラスでポールポジションを3回獲得、前戦SUGOでは3位表彰台を獲得している。その亀井が1本目に2分7秒686をマーク。「今日は新品タイヤを履かずに全て中古タイヤで走りました。それで7秒6まで出たので悪くないと思います。確認事項はできたので明日は若手の二人に走行時間を費やそうと思います。」
鈴鹿8耐 4メーカー合同テスト 上位10台は以下の通り(チーム別:重複あり)
1:#330 Team HRC 2’05.737
2:#11 ヨシムラSERT Motul 2’06.749
3:#33 Team HRC 2’07.182
4:#270 Astemo Honda Dream SI Racing 2’07.355
5:”73 SDG Honda Racing 2’07.487
6:#730 SDG Honda Racing 2’07.672
7:#73 Honda Dream RT桜井ホンダ 2’07.972
8:#10 Kawasaki Racing Team レオン・ハスラム 2’08.063
9:#12 eam Kodama 2’08.442
10:#1 ヨシムラSERT Motul 2’08.545
Photo & text : Toshiyuki KOMAI