[ playback ] All Japan Road Race 2014 Rd3. MOTEGI

2014年全日本ロードレースを振り返ります。第3戦は栃木県のツインリンクもてぎで開催されました。2014年は筑波ラウンドが無くなった(2015年は筑波で9月26日-27日にJSB1000クラスを除く全クラスで開催されます)ので関東地方で全クラス開催される唯一のレースとなりました。

J-GP3クラスは2レース制でした。レース1は、ポールポジション獲得の山田誓己選手、鳥羽海渡選手が毎周入れ替わる激しいトップ争いを演じ、ファイナルラップの90度コーナーで鳥羽選手がトップを奪い逆転優勝、山田選手は悔しい2位でした。
レース2は山田選手と大久保光選手、水野涼選手が激しく火花を散らす三つ巴のバトル、レース1優勝の鳥羽選手はマシントラブルでリタイア。山田選手が激しいバトルを制し今季初優勝、2位には大久保選手、3位に水野選手でした。

ST600クラスは、決勝スタート直後に赤旗となる波乱の幕開けでしたが、チャランポン・ポラマイ選手が仕掛ける激しい攻めを終始冷静に見ていた小林龍太選手が全日本ロードレース初優勝を飾りました。2位にチャランポン選手、3位は岩崎哲朗選手でした。

J-GP2クラスは、コースレコードを大幅更新した高橋裕紀選手が逃げ切るかと思いきや、浦本修充選手がピタリとつけパスするとレースをコントロールします。しかし90度コーナーでミスして後退すると生形秀之選手と高橋選手の一騎打ちとなります。生形選手を抑えた高橋選手が開幕2連勝を飾りました。最終ラップのホームストレートで僅か100分の6秒差で前にでた井筒仁康選手が3位表彰台でした。

JSB1000クラスは、ポールポジション獲得の高橋巧選手がスタートで出遅れ、中須賀克行選手がトップを奪いレースをリードしますが、高橋選手がみるみるうちに追いつき、一騎打ちとなります。抜きつ抜かれつの激しいバトルを制したのは高橋選手、前戦オートポリスに続いて2連勝を飾ります。中須賀選手は2位、3位に津田拓也選手が入りました。JSB1000クラスの上位10位は以下の通りです。
優勝:#634 高橋巧選手 MuSASHi RT HARC-PRO.
2位:#1 中須賀 克行選手 ヤマハYSPレーシングチーム
3位:#12 津田 拓也選手 ヨシムラスズキシェルアドバンス
4位:#87 柳川 明選手 TeamGREEN
5位:#104 山口 辰也選手 TOHORacing with MORIWAKI
6位:#31 野左根 航汰選手  NTSチームノリックヤマハ
7位:#39 酒井 大作選手 Flex D.R.E. Motorrad39
8位:#26 渡辺 一樹選手 TeamGREEN
9位:#33 藤田 拓哉選手  DOG FIGHT RACING・YAMAHA
10位:#16 中村 知雅選選手 チーム トモマサ

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