2016全日本ロードレース第8戦 岡山 公式予選/決勝レース1

2016/09/28

AS8Q0490_nakasuga中須賀克行、ダブルポール獲得、そして11連勝達成!

全日本ロードレース第8戦が岡山国際サーキットで開催されました。
熊本地震の影響でオートポリス大会(第4戦、第7戦)が中止となり、レース開催数が減ったためこの岡山大会のJSB1000クラスは2レース制(9/24:レース1、9/25:レース2)となりました。 公式予選はノックアウト方式で開催。Q1(40分間の計時予選)で、レース1のグリッドを決めます。Q1の上位10台がQ2に進み、レース2のグリッドを決めます(Q2の11番グリッド以下はQ1と同じ)。

AS8Q0974朝から太陽がさす好天に恵まれた9月24日土曜日。いつもなら午後に行われる公式予選は朝9:30に行われました。岡山でも#1中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)の速さは変わらず。Q1では1分28秒513、ただ一人28秒台に入れてレース1のポールポジションを獲得。 2番手に#634高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO.)1分29秒428。今シーズン、マシンのセットアップに苦労してなかなかまとまらなかった高橋がやっとそのチカラを発揮できるか、期待です。 3番手に#12津田拓也(ヨシムラ スズキ シェルアドバンス)1分29秒497。4番手に#7野左根航汰(YAMALUBE RACING TEAM)1分29秒679。5番手はここ岡山が地元と言っても良い#104山口辰也(TOHO Racing)1分29秒824。

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15分間のタイムアタックで競われるQ2。やはり#1中須賀は速い。1分28秒372でレース2もポールポジション獲得しダブルポールです!#1中須賀はこれでなんと12戦連続ポールポジションです。ここまでくるとこの記録がいつまで続くのか、が焦点となります。2番手は#12津田。1分28秒617、28秒台に入れてきました。3番手は#634高橋、1分28秒779。高橋も28秒台に入れ、調子の良さが伺えます。4番手は#7野左根、1分29秒428。5番手は#104山口、1分29秒658。

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公式予選から約4時間後の午後3時5分、真夏のような太陽が照りつけ、路面温度は50度を超えるコンディションの中、24周によるレース1がスタート!
ホールショットは#1中須賀が奪います。3番グリッドからアウト側に一気に寄せてきた#12津田をわずかに抑えて#7野左根が2番手で第1コーナーに進入します。#12津田の背後には予選8番手からジャンプアップ、相変わらず抜群のスタートの#71 加賀山就臣(Team KAGAYAMA)。ヤマハ、ワン・ツーでオープニングラップを通過します。3番手に#12津田、4番手加賀山、5番手#634高橋、6番手#26渡辺一樹(Team GREEN)、7番手#15藤田拓哉(YAMALUBE RACING TEAM)、8番手#104山口、9番手#090秋吉耕佑(au&テルル・Kohara RT)、10番手#72高橋裕紀(MORIWAKI RACING)

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#1中須賀は3周目に早くも28秒台の1分28秒724をたたき出して一歩抜きん出て4周目には3秒以上の差をつけます。2番手#7野左根は3番手#12津田との差を約1.5秒離して単独走行を続けていましたが、次第に津田が迫り、10周目の第1ヘアピンで津田が野佐根のインを突いてパスしてからこの2人の抜きつ抜かれつの接近戦が展開されます。お互い意地になったように隙あらばインを突く小競り合いが続きます。このバトルでラップタイムが遅くなり#634高橋、#26渡辺も追いつき、2番手争いは4台のワンパックになります。

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#1中須賀はレース終盤でも29秒台を連発、2位に13秒もの大差をつけてポール・トゥ・ウィン、11連勝達成です!#12津田と#7野佐根のバトルは19周目のバックストレートエンド、第1ヘアピン進入で津田が野佐根をかわして決着がつきます。津田が2位でチェッカー。11周目に#26渡辺が#634高橋をかわして3番手浮上、前の小競り合いを後ろで様子を見ていましたが、#12津田を抜かすまでペースを上げられずそのまま3位でチェッカー。#7野佐根は後半ペースが伸びず4位、#634高橋は5位でチェッカーを受けました。

AS8Q2147_podium全日本ロードレース第8戦岡山「SUPERBIKE RACE in OKAYAMA」決勝レース1の上位10位結果は以下の通りです。

優勝:#1 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
2位:#12 津田拓也 ヨシムラ スズキ シェルアドバンス
3位:#26 渡辺一樹 Team GREEN
4位:# 7 野左根航汰 YAMALUBE RACING TEAM
5位:#634 高橋巧 MuSASHi RT HARC-PRO.
6位:#104 山口辰也 TOHO Racing
7位:#15 藤田拓哉 YAMALUBE RACING TEAM
8位:#86 中富伸一 HitMAN RC甲子園ヤマハ
9位:#32 今野由寛 Moto Map SUPPLY
10位:#72 高橋裕紀 MORIWAKI RACING

photo & text : koma