12月2日日曜日、スワンシリーズ第2戦オーランパークの決勝日。第1レースは12:55、第2レースは15:10スタート予定。それぞれ2.62kmのコースを12周で戦う。第1レースのスターティング・グリッドは第1戦コルダーパークの総合結果順。ポールポジションはワインガードナー(RS500)、そしてロブ・マッケルニア(RGΓ500)、グレン・ミドルミス(RGB500)、アンドリュー・ジョンソン(RS500)、マイケル・ドーソン(TZ750)マルコム・キャンベル(H−1000cc)、ジョン・ペイス(RGB500)と続き、8番グリッドに八代俊二(Zero−X7)、ポール・イッドン(RGB500)、ドン・ホーリック(RGB500)、ケビン・マギー(ドゥカティ750)、宮城光(Zero−X7)は12番グリッド。第1戦第1レースでエンジンを壊しスーパーバイク仕様で走っていたロブ・フィリスはTTF1仕様のヨシムラチューン1000ccマシンを修復し13番グリッド、14番手にサイモン・ジョーンズ(カワサキ950cc)、15番手にピーター・ヒントン(TZ500)。本来なら10番グリッドにクレイグ・トリンダー(RGB500)がポイント上から並ぶはずだが今回エントリーしていないのでホーリック以下がひとつずつ前のポジションに並んだ。
2周のウォームアップ後、再度グリッドに着いた。八代選手、宮城選手ともに2列目からオーストラリア国旗の合図でスタート。好スタートは3列目あたりからロッド・コックスと4番グリッドのジョンソンがダッシュを決めた。ガードナー、マッケルニアはスタート遅れて後方に埋もれてしまう。オープニングラップの立体交差上でジョンソンがトップに立ち、2番手にフィリスがピタリと付けた。すぐ後ろにドーソンが前の二人を伺っている。ちょっと離れて4番手にコックス、5位争いは多数が団子状態。その5位争いの後ろの方に八代選手、宮城選手は14位でストレートを通過。2周目に入りスタート遅れていたマッケルニアが4位に上がり3位のドーソンの背後に迫るがトラブルからか後退。ガードナーも5位争いから抜け出している。2周目ストレートに宮城選手が帰ってこない。ヤマハコーナー立ち上がりで1台激しく転倒していたが、それが宮城選手だった。ケガをしたのか?再スタートできない。その間にもレースはどんどんと進んでいく。3周目にはジョンソン、フィリスのトップ争いにガードナーが追いつく。
4周目、ジョンソン、フィリス、ガードナー、少し離れてドーソン、ミドルミスと続き、5周目にはいるとフィリスがトップを奪い、立体交差下でガードナーが2番手に上がりジョンソンが3番手に下がった。八代選手は相変わらず5位争いの後ろの方、9番手を走行。7周目の1コーナー、ガードナーがフィリスのインに飛び込みトップ浮上。フィリスも懸命に喰らいつく。4番手を走るミドルミスがジョンソンとの差を少し詰めてくる。5位争いは大きな集団で、ドーソン、コックス、ペイス、ジョーンズ、マギー、八代選手が10番手、さらに何台かが続く。レース終盤となりトップのガードナーがフィリスを突き放しにかかる。ジョンソン、ミドルミスの順位も変わらず。しかし5位争いは激闘。ドーソン、ペイス、コックスの3人に争いは絞られてくる。そしてすぐ後ろにマギー、ジョーンズ、八代選手、ニール・チーバス。11周目に八代選手はチーバスに抜かれ11番手に下がる。そして最終ラップ、ガードナーがそのまま逃げ切り第1戦第2レースに続いての優勝を飾った。2位にフィリス、3位に中盤以降トップ争いから離されていしまったジョンソンが入り、4位にミドルミス。最後に逆転したペイスが5位争いを征し、ドーソン、コックス、マギー、ジョーンズと続き、再逆転で八代選手が10位、チーバスが11位という結果になった。
つづく