2022シーズン開幕!初日トップは中須賀克行、2番手渡辺一樹、3番手岡本裕生
1997年に「ツインリンクもてぎ」として開場してから25周年を迎える今年、人と自然とモヒリティか共生するテーマを掲げて「モビリティリゾートもてぎ」と改名した。そのモビリティリゾートもてぎで2022シーズンが開幕した。木曜日は特別スポーツ走行。初日トップはただ1人1分48台に入れた中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)
昨年、史上初の全日本ロードレース最高峰クラス10度のチャンピオンを獲得した中須賀。一週間前のテストの再確認と新たなセットを試した。1本目も2本目も48秒台に入れた。
「午前中は気温も上がりタイヤのグリップ感も掴めたのでリズム良く乗れました。但、決勝レースは寒いと予想されるので明日はそこに合わせられるようにしたいと思います。明日はニュータイヤを履きますし明日のタイムが参考になるかと思います。今日は良いところ、悪いところ、の洗い出しがしっかりとできたので明日に向けての準備はできました。あとはどれだけ寒さにライダーが対応できるか、ですね」
2番手は今年全日本フル参戦する渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)。ヨシムラが全日本に復帰した。監督はあの加賀山就臣だ。昨年EWCチャンピオンを獲得したマシンで参戦する。渡辺も先週のテストの確認に終始した。
「先週のテストの確認がメインでした。午前中は先週のテストとは違いかなり暖かかったので良い面、悪い面が見えてきました。今回は一日多いので試したい方向のセットで臨みました。その結果がタイムには出ていませんがいろいろ試せたのは良かったと思います。明日は今日よりも寒くなるのでそこに合わせて行けるようにアジャストしたいと思います」
3番手はJSB1000ルーキーながらファクトリー入りした岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)まだまだJSBマシンに慣れていないと言うが3番手につけたのはさすが。
「先週のテストに比べて今日は暖かかったのでタイヤのインフォメーションを感じることができました。明日以降は寒くなると予想されるので、寒さの中でもしっかりとタイムを上げていけるようにしたいです。今は走る毎に一歩ずつ前に進んでいる感触なのでそこをさらに伸ばしていきたいと思います」
今日の午前中はかなり暖かかったのだが、午後になると気温も路面温度も下がった。明日はもっと寒くなるとの予報。決勝レース1はさらに寒くなるという。明日は寒さの中での調整になりそうだ。
全日本ロードレース開幕戦 もてぎ 特別スポーツ走行上位10位は以下の通り
1:中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 1’48.273
2:渡辺 一樹 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN 1’49.552
3:岡本 裕生 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 1’49.845
4:亀井 雄大 Honda Suzuka Racing Team 1’49.896
5:濱原 颯道 Honda Dream RT桜井ホンダ 1’50.162
6:津田 一磨 BabyFace Powered by YOSHIMURA 1’50.277
7:岩田 悟 Team ATJ 1’50.452
8:秋吉 耕佑 Murayama.Honda Dream.RT 1’50.829
9:作本 輝介 Astemo Honda Dream SI Racing 1’51.362
10:榎戸 育寛 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. 1’52.209
Photo & text:Toshiyuki KOMAI