2022全日本ロード第8戦 鈴鹿 特別スポーツ走行

2022/11/03

最終戦鈴鹿。特別スポーツ走行トップ中須賀克行、2番手渡辺一樹、3番手岡本裕生

2022年の全日本ロードレースもいよいよ最終戦。三重県鈴鹿サーキットで幕を閉じる。事前テストがなかった今大会は木曜日に特別スポーツ走行が行われた。30分間の走行枠が2本と短いが1日多いのはセッティングの詰めに寄与する。初日トップは中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)ただ1人2分5秒台の2分5秒736。

「2&4以来約7か月ぶりの鈴鹿で1本目は感覚を取り戻すのに費やした感じです。今年の課題をまとめようと思ったのですが車体とタイヤのバランスがまだ合っていないようでした。スピニングが大きく発生していたので明日詰めたいと思います。もう1日走行があるのは幸いです。」

2番手は渡辺一樹(YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN)。前戦岡山はEWC最終戦を走行したので欠場、オートポリス以来の全日本。初日は2分6秒658で2番手タイム。

「オートポリスから新しいセットアップにして、岡山では加賀山さんに走ってもらい、少しずつ完成度を高めている状況です。もちろんまだ納得のいくレベルではありませんが初日の走り出しとしてはよかったかな、と思います。」

3番手は岡本裕生(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)2分7秒838。オートポリスの転倒以来約2ヶ月ぶりのレース。怪我の具合は大丈夫だが筋力が落ちているのが不安だと言う。

「足の痛みはないのですが全体的に足の筋力が落ちているので、レースディスタンス走り切れる体力面が心配です。走りや目の感覚は落ちていなかったので気力で走ろうと思います。」

4番手は亀井雄大(Honda Suzuka Racing Team)2分7秒973。肩の骨折は日常生活では痛みはないが、やはり走るとどうしても少し痛むと言う。鈴鹿でも新たなパーツを投入、期待していたタイムに届かず残念がっていたが、明日の走行を有効に活用したいという。

5番手は日浦大治朗(Honda Dream RT桜井ホンダ)2分8秒117。鈴鹿を走らせたらやはり速い。「頭を鈴鹿だけに切り替えれば良いのでそう言う意味では楽ですよ」

全日本ロードレース最終戦 鈴鹿 特別スポーツ走行上位10位は以下の通り。

1:中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2’05.736
2:渡辺 一樹 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN  2’06.658
3:岡本 裕生 YAMAHA FACTORY RACING TEAM  2’07.838
4:亀井 雄大 Honda Suzuka Racing Team  2’07.973
5:日浦大治朗 Honda Dream RT桜井ホンダ 2’08.117
6:清成龍一 TOHO Racing  2’08.392
7:濱原 颯道 Honda Dream RT桜井ホンダ 2’08.484
8:榎戸育寛 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. 2’09.044
9:岩田 悟 Team ATJ  2’09.102
10:秋吉耕佑 Murayama.Honda Dream.RT  2’09.250

Photo & text:Toshiyuki KOMAI