2016 鈴鹿8時間耐久ロードレース TOP10トライアル

2016/07/30

pol_top102分6秒000。このタイムを超えるのか?すなわち5秒台は出るのか?
2016年鈴鹿8時間耐久ロードレースのTOP10トライアルはそこにも注目が集まりました。

トップ10トライアルは各チーム2名登録でタイムアタック。計時予選10位〜6位のセカンドライダー(二人のうち計時タイムの遅い方のライダー)→ファーストライダー(計時タイムの速い方のライダー)、5位〜1位のセカンドライダー→ファーストライダーの順に走行します。

たった一度のタイムアタック。ここでミスしたら計時予選順位よりも下がります。逆に、とんでもないタイムをたたき出せば逆転でポールポジション獲得も可能です。

patric_top10計時予選6番手の#5F.C.C. TSR Honda パトリック・ジェイコブセンが計時予選を約1秒5も上回る2分7秒248の素晴らしいタイムで前半グループ(計時予選10位〜6位・10名)の中でトップに立ちます。

後半グループの走行が始まりますが、誰もパトリックのタイムを更新することができません。そして#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMポル・エスパロガロのアタック。各セクター毎で赤マーク(その時点での最速タイム)をつけて場内を沸かせます。そしてコントロールラインを通過、そのタイムは2分6秒258、当然トップタイムではありますが昨年のポールタイム6秒000を超える事ができませんでした。

takuya_top10続いてコースインした#12ヨシムラ スズキ シェルアドバンス津田拓也。第1セクターで赤マークをつける渾身のアタックは2分6秒405。もちろんこのウィークで最速タイム、そして昨年のタイム(2’06″516)をも上回りました。

nakasuga_top10そして迎えた最終走者の#21YAMAHA FACTORY RACING TEAM中須賀克行。5秒台の期待を背中に果敢にアタックを続けます。しかし、デグナー二つ目でマシンが振られてしまいタイムロス。2分6秒435とポル・エスパロガロのタイムを抜くことができませんでしたが、チームはポールポジションを獲得しました。2番手に#12ヨシムラ スズキ シェルアドバンス、3番手に#87 Team GREENです。

leon_top10_22016年鈴鹿8時間耐久ロードレース、上位10位のグリッドは以下の通りです。
ポールポジション:#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2’06″(ポル・エスパロガロ)
2:#12 ヨシムラ スズキ シェルアドバンス 2’06″405(津田拓也)
3:#87 Team GREEN 2’06″469(レオン・ハスラム)
4:#5 F.C.C. TSR Honda 2’07″248(パトリック・ジェイコブセン)
5:#634 MuSASHi RT HARC-PRO. 2’07″394(高橋巧)
6:#17 Team KAGAYAMA 2’07″651(清成龍一)
7:#7 YART YAMAHA – OFFICIAL EWC TEAM 2’08″602(ブロック・パークス)
8:#104 TOHO Racing 2’08″716(山口辰也)
9:#32 MotoMap SUPPLY 2’09″774 (ジョシュ・ウォータース)
10:#83 TEAMJP DOGFIGHTRACING AUSTRALIA  2’14″223 (C.TURNER)

photo & text : koma