2017全日本ロードレース最終戦鈴鹿 公式予選

2017/11/05

中須賀克行、ダブルポール獲得!2番手:野左根航汰、3番手:渡辺一馬。

中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、ダブル ポールポジション獲得、しかも2分5秒台!2番グリッドは野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)、3番グリッドは渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN)。レース1、レース2のフロントロー3台の顔ぶれは同じ。

「2017 49th MFJ GRAND PRIX SUPERBIKE RACE in SUZUKA」の公式予選が開催された。
予選はノックアウト方式。全車走行する30分間のQ1の結果がレース2(20周)のグリッドとなる。Q1の上位10台はQ2に進出。レース1(8周)のポールポジションから10番グリッドが決定する。11位以下はQ1のリザルトが反映される。Q1開始早々リーダーボードのトップに立ったのは6秒台に入れて調子の良さを伺わせているモリワキの清成龍一(MORIWAKI MOTUL RACING)。しかし2周目に渡辺が早くも6秒台に入れる2分6秒205のタイムでトップに立つ。さらにここで会場内がざわつく。中須賀と野左根がピタリとくっつき区間ベストをたたき出しながらラップしている。ラップタイムは、なんとこのウィーク最速の5秒台!2分5秒354の中須賀、2分5秒462の野佐根。その差はわずかをたたき出しトップに立つ。しかもチームメイトの野左根も5秒台2分5秒463、その差わずかコンマ1秒08。
中須賀、野左根が5秒台の驚速タイムを出した直後にダンロップコーナーで日浦大治郎(Honda 鈴鹿レーシングチーム)が激しく転倒、マシンがコース上に残ったため赤旗中断。今年は6秒台に入れるライダーが多い。渡辺は序盤に出した2分6秒205のタイムで3番手通過。藤田拓哉(YAMALUBE RACING TEAM)は序盤に2分6秒505をマークしてQ1を4位通過。山口辰也(TOHO Racing)はキット車で6秒台に入れる2分6秒695で5番手通過。高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)は2分6秒716で6番手通過、高橋裕紀(MORIWAKI MOTUL RACING)は6秒台へタイムアップするライダーの多さからQ2で履く予定だったソフトタイヤをQ1で投入、最後の最後に2分6秒941をマークして7番手に滑り込んだ。加賀山就臣(Team KAGAYAMA)は木曜日からジリジリと順位を上げてきてついには6秒台に入れる2分6秒966で8 番手通過。そしてポイントリーダーの津田拓也(ヨシムラスズキMOTULレーシング)は6秒台に入れるも2分6秒986で9番手通過。清成は3周目に130Rでコースアウトしながらもタイムをまとめて2分7秒223でレース2を10番グリッドからスタートする。

上位10人によるQ2。ここでも中須賀が速い。ただ一人5秒台にいれる2分5秒548でレース1もポールポジションを獲得した。2番手は野佐根。2分6秒068。5秒台に僅かに及ばず。3番手は渡辺、2分6秒081。渡辺はレース1、レース2共にフロントロー3番グリッドからのスタート。チャンピオン争いの上で優位な位置でスタートできる。

4番手は高橋、2分6秒307。5番手は清成、2分6秒371。清成も6秒台に入れてきた。6番手は藤田、2分6秒823。7番手は加賀山、2分6秒823。8番手は津田、2分7秒034。9番手は山口、2分7秒279。10番手は高橋裕紀、2分8秒130。

決勝レース1は8周の超スプリント、レース2は20周、レース戦略が違う2つのレースをどうやって闘うのかも見所のひとつである。

「2017 49th MFJ GRAND PRIX SUPERBIKE RACE in SUZUKA」公式予選 Q1、Q2の上位10位は以下の通り。

<Q1>

ポールポジション:#1 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM2’05.354
2:# 5 野左根航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5 2’05.462
3 : #23 渡辺一馬 Kawasaki Team GREEN 2’06.205
4 : #9 藤田拓哉 YAMALUBE RACING TEAM 2’06.267
5 : #104 山口辰也 TOHO Racing 2’06.695
6 : #634 高橋巧 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda 2’06.716
7 : #72 高橋裕紀 MORIWAKI MOTUL RACING 2’06.941
8 : #71 加賀山就臣 Team KAGAYAMA 2’06.966
9 : #12 津田拓也 ヨシムラスズキMOTULレーシング 2’06.986
10 : #88 清成 龍一 MORIWAKI MOTUL RACING 2’07.223

<Q2>

ポールポジション:#1 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM2’05.548
2 : #5 野左根航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM #5 2’06.068
3 : #23 渡辺一馬 Kawasaki Team GREEN 2’06.081
4 : #634 高橋巧 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda 2’06.307
5 : #88 清成龍一 MORIWAKI MOTUL RACING 2’06.371
6 : #9 藤田拓哉 YAMALUBE RACING TEAM 2’06.823
7 : #71 加賀山就臣 Team KAGAYAMA 2’06.823
8 : #12 津田拓也 ヨシムラスズキMOTULレーシング 2’07.034
9 : #104 山口辰也 TOHO Racing 2’07.279
10 : #72 高橋 裕紀 MORIWAKI MOTUL RACING 2’08.130

Photo & text :Toshiyuki KOMAI