2017年鈴鹿8時間耐久ロードレース公式事前テスト3日目が開催された。これをもって鈴鹿8耐前の公式テストは全て終了、あとは本番を迎えるのみとなる。最終日も朝から陽が差す好天、湿度が高く蒸し暑い一日となった。
本日のセッションもA,Bの二つのグループに分かれて午前中に40分毎のセッション2本(セッション7、セッション8)、午後に90分のセッション1本(セッション9)が行われた。今日は昨日のようなゲリラ豪雨もなく一日ドライコンディションで最後のテストを行った。
最近の鈴鹿8耐は60℃近くまで路面温度が上昇し、ライダーにもタイヤにも厳しいレースとなっている。本番と同じような路面温度で事前テストを行いたいところだが、最終日の今日もセッション8(10:50〜12:25)の51℃を最高にそれ以上には上がらなかった。また、今年は17インチタイヤと16.5インチタイヤの選択ができるのでどちらのタイヤを選ぶか、観戦する側からするとそこも見所のひとつとなる。
昨日の雨でテストできなったロングランや燃費テスト、ピット作業などテストメニューを黙々とこなして最後の詰めを行っていた。
そんな中で最後に周囲を驚かせたのはMORIWAKI MOTUL RACING。最終セッション9にこのテストウィークでチームベストはもちろん、公式事前テスト最速の2分7秒346をたたき出した。タイムを出したのは高橋裕紀。モリワキは先週のテストから徐々に調子を上げてきており、鈴鹿8耐本番でも話題を集めそうである。
総合2番手は#635 MuSASHi RT HARC-PRO.(高橋巧、中上貴晶、ジャック・ミラー)2分7秒592。
総合3番手は#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM(中須賀克行、アレックス・ローズ、マイケル・ファンデル・マーク)2分7秒603。
総合4番手は#011 Kawasaki Team GREEN(渡辺一馬、レオン・ハスラム、アズラン・シャー・カマルザマン)2分7秒805。
総合5番手:#021 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2分8秒039
総合6番手:#19 MORIWAKI MOTUL RACING 2分8秒094
総合7番手:#05 F.C.C. TSR Honda(ステファン・ブラドル、ドミニク・エガーター、ランディ・ド・プニエ)2分8秒184
総合8番手:#634 MuSASHi RT HARC-PRO. 2分8秒251
総合9番手:#11 Kawasaki Team GREEN 2分8秒386
総合10番手:#5 F.C.C. TSR Honda 2分8秒559
の上位10台であった。いよいよ2週間後には今年の鈴鹿8時間耐久ロードレースが開幕する!
Photo & text :Toshiyuki KOMAI