2018鈴鹿8時間耐久ロードレース 公開テスト1 <7月6日>

2018/07/06

2018年鈴鹿8時間耐久ロードレースの事前公開テスト2日目が開催された。本日はタイヤメーカー合同テスト。昨日の4メーカーテストで走れなかったチームや、外国車メーカーなども走行。エントリー台数が53台とかなり多い。

午前中90分間、午後90分間の2本の走行時間。本日は2本とも雨。しかもかなりの雨量であった。

1本目のトップはTeam KAGAYAMA。浦本修充とジョー・ロバーツ。今日のテストは一度の走行でコースインできるのは1台のみ(メインカーとTカーの2台同時コースインはできない)タイミングモニターにはメインカーとTカー両方表示されるのでトップ#71、2番手#71Tと少し違和感のある表示となった。

ホンダワークス:Red Bull Honda with 日本郵便は今日から中上貴晶が合流した。現役のMotoGPライダーとあってTeam HRCのピット前には大勢のカメラマンが集まる。このマシンでの走行は実質初めてとなる中上が本日2本とも走行。「レインのセッティングは合格」と言っていた高橋巧は本日は走行せず中上が精力的に走り込んだ。

午後に行われた2本目のトップはKYB MORIWAKI MOTUL RACING。高橋裕紀と清成龍一が走行。「基本的にウェットでもドライセットのまま走る」と清成。1台のマシンを二人で乗りセッティングを詰めていく。

2番手にはヨシムラスズキMOTULレーシング。津田拓也とシルバン・ギュントーリが走行。

総合のトップは#71 Team KAGAYAMA。「ジョーが初めての鈴鹿、しかもウェットでここまで速く走るとは思っていなかった。嬉しい誤算」と加賀山就臣も嬉しそうであった。2番手は#19 KYB MORIWAKI MOTUL RACING、3番手は#12 ヨシムラスズキMOTULレーシング、4番手に#71T Team KAGAYAMA、5番手に#33 Red Bull Honda with 日本郵便の上位5台。総合10位にはSST(スーパーストッククラス)のTONE RT SYNCEDGE 4413が入った。

来週火曜日から3日間、鈴鹿8耐合同テストが行われる。そこには今回参加しなかった昨年の優勝チームYAMAHA FACTORY RACING TEAMが参加する。公式のテストは来週が最後。各チームとも8耐に向けて大詰めの状態となり、タイムや順位に変動がでてきそうである。来週はドライのテストが期待される。

鈴鹿8耐公開テスト2日目総合上位10台は以下の通り。

1:#71 Team KAGAYAMA  2’20”741
2:#19 KYB MORIWAKI MOTUL RACING 2’20”801
3:#12 ヨシムラスズキMOTUL 2’20”842
4:#71T  Team KAGAYAMA  2’20”848
5:#33 Red Bull Honda with 日本郵便 2’21”003
6:#25 Honda Suzuka Racing Team 2’21”233
7:#72 Honda Dream RT 桜井ホンダ2’21”367
8;#11 Kawasaki Team GREEN 2’21”466
9:#634 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda 2’21”766
10:#80 TONE RT SYNCEDGE 4413  2’22”255

photo & text : Toshiyuki KOMAI