特別スポーツ走行。トップは中須賀克行、2番手:野左根航汰、3番手:渡辺一樹。
初日トップは中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)2分05秒203。2番手は野左根航汰、2’05.896。ヤマハファクトリーの2台が2分5秒台。3番手に今回スポット参戦の渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTULレーシング)2分06秒458。
新型コロナウィルスの影響で変則的なシーズンとなった2020年もいよいよ最終戦。前週に事前テストがなかった今大会も木曜日に特別スポーツ走行が開催された。今シーズン最初で最後の鈴鹿。
初日はタイムを出すと言うより各部の確認、セットアップの詰めがメイン。それでもヤマハファクトリーの2台は初日から2分5秒台に入れてきた。
鈴鹿を得意とする中須賀は面目躍如。最終戦で野左根の連勝をストップさえられるか。野左根は2本目のスプーンで転倒、マシンのダメージは大きいが本人はケガも無く残りのセッションをTカーで走行した。
8月のSUGOに次いで2戦目の渡辺一樹(ヨシムラスズキMOTULレーシング)今シーズンはスポット参戦となるヨシムラだが、初日から2分6秒台に入れてきた。
4番手は清成龍一(Keihin Honda Dream SI Racing)2分06秒696。5番手にチームメイトの渡辺一馬、2分06秒979。今シーズン、伊藤真一さんが新たに立ち上げたKeihin Honda Dream SI Racing。開幕戦から表彰台獲得するなど話題を集めている。
同じく新型CBR-1000RR-Rを駆る水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO. Honda)前戦もてぎでマシンが炎上、廃車となったためイチから作り直しとなった。「もっと時間が欲しい」と水野の表情は厳しい。各パーツの確認だけで時間が過ぎてしまいセットを詰めるまで至っていない。初日は2分07秒838で8番手。
初日は風が強くて走りにくかったが好天に恵まれた。天気予報ではこの週末は雨は無さそうだ。ドライのままで今シーズン最後のバトルを魅せて欲しい。
特別スポーツ合同走行総合の上位10位は以下の通り。
1:#1 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2’05.203
2:#3 野左根航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2’05.896
3:#5 渡辺一樹 ヨシムラスズキMOTULレーシング 2’06.458
4:#17 清成龍一 Keihin Honda Dream SI Racing 2’06.696
5:#33 渡辺一馬 Keihin Honda Dream SI Racing 2’06.979
6:#71 加賀山就臣 Team KAGAYAMA 2’07.400
7:#75 前田恵助 YAMALUBE RACING TEAM 2’07.500
8:#634 水野涼 MuSASHi RT HARC-PRO. Honda 2’07.838
9:#72 濱原颯道 Honda Dream RT 桜井ホンダ 2’07.849
10:亀井雄大 Honda Suzuka Racing Team 2’08.452
Photo & text : Toshiyuki KOMAI