特別スポーツ走行は途中から雨。トップ中須賀克行、2番手渡辺一樹、3番手日浦大治朗
全日本ロードレース第2戦は三重県鈴鹿サーキットで四輪SUPER FORMULAと併催の2&4レースとして開催される。木曜日は特別スポーツ走行。40分間の走行枠が3本、計120分の走行ができるはずだが、２本目の途中から雨が落ち始め、ドライで走れたのは1本目だけだった。初日トップは中須賀克行（YAMAHA FACTORY RACING TEAM）
ホンダとスズキは一週間前に独自テストがあったがヤマハはテストをしていない。走行時間が少ないと言いながらも中須賀は2分6秒147のトップタイム。
「ドライでもウェットでも走れたので良い準備はできたかなと思います。でも、もう少し走行時間が欲しいですね。我々は先週走っていないので。前戦もてぎで勝ったとは言え、ウェットに若干の課題が残ったので今日はその確認と対策で午後はロングランを行いました。ドライももう少し詰めたいところです。レース１はドライ、レース２が微妙な予報なのでしっかりと準備をしたいと思います」
2番手は渡辺一樹（YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN）。ルマン24 時間レースで優勝の余韻に浸る間もなく帰国。ルマンから鈴鹿に直行したような過密スケジュールで体のリズムがまだ整っていない。そんな状態で2分6秒306の2番手タイム。
「まだフランス時間から日本時間に身体が戻っていません。今日の一本目が一番眠かったですね（笑）マシンの仕上がりは順調です。前戦もてぎではウェットのセットが決まらず苦戦しましたがチームがすぐに対応・修正してくれました。雨のタイムではトップでした。ドライでもフィーリングは良いので明日以降、さらに詰めたいと思います。」
3番手は日浦大治朗（Honda Dream RT桜井ホンダ）2分7秒800。日浦は鈴鹿スポットと鈴鹿8耐に参戦だが、地元鈴鹿を得意とするだけあって初日からタイムを伸ばしてきた。
4番手は亀井雄大（Honda Suzuka Racing Team）2分8秒305。もてぎからマシンのセットを変えてきた。良いポイントが見つかったと言う。ウェットでもグループ２番手につけ良い感触を掴んでいた。
5番手は濱原颯道（Honda Dream RT桜井ホンダ）2分8秒733。ウェットでも総合3番手タイムをマークした。
全日本ロードレース第２戦 鈴鹿 特別スポーツ走行上位10位は以下の通り。
1：中須賀 克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2’06.147
2：渡辺 一樹 YOSHIMURA SUZUKI RIDEWIN 2’06.306
3：日浦大治朗 Honda Dream RT桜井ホンダ 2’07.800
4：亀井 雄大 Honda Suzuka Racing Team 2’08.305
5：濱原 颯道 Honda Dream RT桜井ホンダ 2’08.733
6：岩田 悟 Team ATJ 2’08.856
7：榎戸育寛 SDG Motor Sports RT HARC-PRO. 2’08.861
8：岡本 裕生 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2’09.271
9：作本 輝介 Astemo Honda Dream SI Racing 2’09.748
10：國峰 啄磨 TOHO Racing 2’09.817
Photo & text：Toshiyuki KOMAI
