2ヒート制のアジアロードレース選手権、本日レース2が行われました。アンダーボーン決勝レース時には路面温度47℃まで上がったコンディション。午後4時5分にレース2がスタートしました。
ホールショットはレース1に引き続き伊藤勇樹選手が奪います。2番手にMd Zaqhwan Zaidi選手、3番手に玉田誠選手、4番手にJakkrit Sawangswat選手、5番手小山知良選手と続き、レース1ウィナーの藤原克昭選手はスタートで出遅れて11位まで順位を落としてしまいます。
レース1では序盤から激しい順位の変動がありましたがレース2では中盤まで小康状態が続きます。しかしその間に藤原選手はジワジワと順位を上げてきます。ストレートで伸びるヤマハの伊藤選手はトップを譲らないままレース折り返しを迎えますが、2番手以降の順位変動が激しくなります。Md Zaqhwan Zaidi選手、Jakkrit Sawangswat選手、小山知良選手が激しい2番手争いをしているところに、「(スタートでミスしたため)全開でプッシュした」と言う藤原選手がついには3番手まで上がってきます。
レースも残り2周、トップは伊藤選手、2番手小山選手、3番手藤原選手のオーダー。伊藤選手の背後から小山選手、藤原選手が襲いかかります。そして迎えたファイナルラップ、スプーンカーブで伊藤選手のインをついた小山選手、しかし伊藤選手も譲りません。そこに、藤原選手が小山選手をパス、前を行く伊藤選手を追いますが伊藤選手がそのまま逃げ切り自身初のポール・トゥ・ウィンを決めました。2位には12位から追い上げた藤原選手、3位には小山選手が入賞、レース1に引き続き日本人選手が表彰台を独占しました。
レース2の上位10位の結果は以下の通りです。
優勝:#76 伊藤勇樹選手 PETRONAS Hong Leong Yamaha
2位:#37 藤原克昭選手 BEET Kawasaki Racing
3位:#71 小山知良選手 T.Pro Yuzy Honda
4位:#20 Dimas Ekky Pratama Astra Honda Racing Team
5位:#100 玉田誠選手 MUSASHi Boon Siew Honda Racing
6位:#21 Md Zaqhwan Zaidi選手 MUSASHi Boon Siew Honda Racing
7位:#91 Jakkrit Sawangswat選手 AP Honda Thailand
8位:#18 稲垣誠選手 Akeno Speed Racing Team
9位:#32 岡村光矩選手 RS-ITOH & ASIA
10位:#67 Chalermpol Polamai選手 YAMAHA THAILAND RACING TEAM
photo & text : koma