2017 全日本ロードレース 第4戦 もてぎ JSB1000クラス 公式予選

2017/06/12

中須賀克行サバイバル予選を制してポールポジション獲得!復活の狼煙となるか!

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全日本ロードレース第4戦「TWIN RING MOTEGI SUPERBIKE RACE」が栃木県:ツインリンクもてぎで開催された。開幕戦鈴鹿、前戦SUGOまでセミ耐久レースが続いたが今大会は今シーズン初のスプリントレースとなる。レースウィーク開幕直前の6/7(水)に関東地方に梅雨入り宣言。週間天気予報では日曜日に雨マークがついていたが金曜日から夏を思わせる晴天となった。金曜日はART合同走行。午前と午後、2本の走行が行われた。

AB6I9187_2ART合同走行2本ともトップタイムは#5野左根航汰(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)1分49秒033と48秒台も見えてくるタイム。2番手は#1中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)。1分49秒109。2戦連続ノーポイントと厳しい状況だが得意とするスプリントレースで本領発揮を狙う。3番手は開幕2連勝・ランキングトップの#634高橋巧(MuSASHi RT HARC-PRO.)1分49秒110。中須賀との差はわずか100分の1秒!4番手は#12 津田拓也(ヨシムラスズキMOTULレーシング)1分49秒971。津田はこの日40度の高熱に苛まれていた。5番手は#9 藤田拓哉(YAMALUBE RACING TEAM)1分50秒012。

AB6I8929_2迎えた公式予選。この日も朝から夏を思わせる日射しが差し込む好天となる。今大会の公式予選は「TOP6サバイバル予選」と言う新しい予選方式が採用された。Q1は全車出走の35分間による計時予選。1位〜3位は自動的にQ3進出となりQ2は走行しない。Q1の4位〜10位はQ2に進出し、7台によるノックアウトで10番グリッドから7番グリットを決める。Q2で勝ち残った3台とQ1のトップ3の6台によるノックアウトでポールポジションから6番グリッドまでを決める。

AB6I9682_2全車走行によるQ1。中須賀と野左根が2台連なって序盤にスパート、4周目に中須賀が1分48秒810と早くも48秒台に入れる。その直後、中須賀が5コーナーで転倒、幸いケガは無くピットに戻りTカーで残りのタイムアタックに出る。結局Q1で中須賀のタイムを超えるライダーは出てこずトップ通過は中須賀。
2番手に野左根航汰1分49秒093。3番手通過は高橋巧の1分49秒400。この3人は自動的にQ3進出。次のQ2は走行しない。

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Q2進出は、津田拓也(1’49.717)、#23 渡辺一馬(Kawasaki Team GREEN:1’50.200)、#72 高橋裕紀(MORIWAKI MOTUL RACING:1’50.675)、藤田拓哉(1’50.689)、#04 山口辰也(TOHO Racing:1’50.734)、#50 濱原颯道(ヨシムラスズキMOTULレーシング:1’50.831)、#88 清成龍一(MORIWAKI MOTUL RACING:1’50.876)MORIWAKI MOTUL RACINGの2台がトップ10に入ってきた。

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10分間のインターバルをおいてQ2がスタート。2周のウォームアップ走行の後、3周目からタイムアタック。その周で最下位のタイムのライダーがノックアウトされ、上位3人が確定したところでQ2終了。その3人はQ1のトップ3と共にQ3のノックアウト予選に進出する。

少しでもミスをすればノックアウトされるので常にタイムアタックをしなければならない厳しさとコースインする場所(順番)、その周回のラップタイムによってノックアウトされるかどうかが左右される。

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Q2の計測ラップ1がスタート。濱原が1’51“030とラップ1でノックアウトされ10番グリッドが確定。ラップ2では山口が1’51”207でノックアウト。9番グリッドを獲得。ラップ3は藤田(1’50”867)が8番グリットを獲得。ラップ4では渡辺(1’50”609)が7番グリッドを獲得。
津田、高橋裕紀、清成はQ3進出となる。

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いよいよポールポジションを決めるQ3。高橋巧、中須賀、野左根、津田、高橋裕紀、清成の順にコースイン。津田、高橋裕紀、清成は35分間のQ1、Q2の4周の全開走行、そしてこのQ3の5周と、フルで走行することになる。クリアラップを取りたい中須賀はウォームアップ走行で高橋をパスして先頭に立つ。

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計測ラップ1、高橋裕紀がノックアウト。しかし、このウィークで初の49秒台に入れて6番グリッドを獲得。(1’49”816)計測ラップ2、僅かなミスが響き津田がノックアウト(1’49”961)5番グリッドを獲得。計測ラップ3、清成がノックアウト(1’49”464)清成はQ3全て49秒台に入れて4番グリッドを獲得。

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いよいよフロントロー3台を決める計測ラップ4、中須賀はかなりマージンを空けてトップを快走、高橋と野佐根がバトルを始め5コーナーで野佐根が高橋のインを突いて前に出る。高橋も食らいつくがこのバトルで高橋がノックアウト(1’49”548)3番グリッドを獲得する。

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ポールポジションは中須賀か野佐根か、ヤマハファクトリー同士のバトルとなる。セクター1、セクター2は野佐根が速い!しかし、ダウンヒルまでのセクター3では中須賀が速い!勝負の行方を固唾を飲んで見守る中、中須賀が48秒台の1’48”740、対する野佐根は49秒台!ポールポジションは中須賀が獲得、野佐根は2番グリッドとなる。

中須賀はQ3の5周全て48秒台の圧倒的な速さを見せつけてポールポジションを獲得した。

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全日本ロードレース第4戦「TWIN RING MOTEGI SUPERBIKE RACE」公式予選上位10位は以下の通り。

ポールポジション:#1 中須賀克行 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
2: #5 野左根航汰 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
3: #634 高橋巧 MuSASHi RT HARC-PRO.
4: #88 清成龍一 MORIWAKI MOTUL RACING
5: #12 津田拓也 ヨシムラスズキMOTULレーシング
6: #72 高橋裕紀 MORIWAKI MOTUL RACING
7: #23 渡辺一馬 Kawasaki Team GREEN
8: #9 藤田拓哉 YAMALUBE RACING TEAM
9: #104 山口辰也 TOHO Racing
10: #50 濱原颯道 ヨシムラスズキMOTULレーシング

 Photo & text : koma