全日本ロードレース第2戦の決勝レースが行われました。このレースウィークは本当に好天に恵まれ3日間ともドライコンディションで行われました。
JSB1000クラス決勝は午後1時35分、気温17度、路面温度45度、この週末一番高い路面温度のコンディションの中でスタートしました!
ホールショットは渡辺一樹選手(TEAM GREEN)が奪います。続いて中須賀克行選手(YAMHA FACTORY RACING TEAM)、野左根航汰選手(YAMALUBE RACING TEAM)、高橋巧選手(MuSASHi RT HARC-PRO.)、山口辰也選手(TOHO Racing with MORIWAKI)、津田拓也選手(ヨシムラ スズキ シェルアドバンス)と続きます。
野左根選手は、2周目に渡辺選手、中須賀選手をかわしてトップに浮上。最高峰クラスの先頭を、しかも大先輩である中須賀選手を従えて走行します。これは野佐根選手にとって大きな経験ですし、全日本ロードレースの新しい波を感じる瞬間でした。渡辺一樹選手、藤田拓哉選手など若手の活躍に期待していですね。
野佐根選手はその後トップを4周に渡って走行しますが、残念ながら6周目のコンビネーションコーナーで渡辺選手と接触転倒、リタイアとなってしまいます。
これでトップに立った渡辺選手に中須賀選手がヒタヒタと背後からつけて様子を伺います。「(後ろから見て)そのタイミングを待っていた」と言う中須賀選手が16周目のホームストレートエンドで渡辺選手をパスしてトップを奪います。そのままトップチェッカー!中須賀選手の地元・九州の大応援団を背にどうしても欲しかった優勝を飾ります。渡辺選手は悔しい2位、3位表彰台には高橋選手が入りました。
JSB1000クラス 決勝レース上位10位の結果は以下の通りです。
優勝:中須賀克行選手 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
2位:渡辺一樹選手 TEAM GREEN
3位:高橋巧選手 MuSASHi RT HARC-PRO.
4位:山口辰也選手 TOHO Racing with MORIWAKI
5位:津田拓也選手 ヨシムラ スズキ シェルアドバンス
6位:浦本修充選手 MuSASHi RT HARC-PRO.
7位:Josh HOOK選手 F.C.C. TSR Honda
8位:柳川明選手 TEAM GREEN
9位:中富伸一選手 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
10位:今野由寛選手 Moto Map SUPPLY
photo & text : koma