2016全日本ロードレース 第5戦 スポーツランドSUGO 公式予選

2016/06/25

AI2Q6525全日本ロードレース第5戦「SUGOスーパーバイク120マイル耐久レースの公式予選が行われました。
JSB1000クラスの#1中須賀克行(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が自らが出したコースレコードを更新、前人未踏の26秒台(1分26秒801)をたたき出してポールポジションを獲得しました!

AI2Q5130今大会は4年目を迎えた120マイル(52周:約194km)のセミ耐久レースとして開催されます。一度のピットインが義務づけられていて、ライダーは1名でも2名でも登録が可能です。ですがほとんどのチームが1名登録(上位陣では#71 Team KAGAYAMAが加賀山就臣と浦本修充の2名登録)で、独りで52周を走ります。これは鈴鹿8耐の1スティント(平均25周:約145km)よりも長い距離を走ることになり、非常に厳しいレースとなります。

AI2Q6512迎えた公式予選、事前の天気予報では雨でしたが曇り、ドライ路面でのアタックとなりました。序盤から#1中須賀が1分27秒4と昨年自信が記録したコースレコードまであとコンマ2秒という速さでトップに立ちます。
30分を過ぎた時点での2番手は開幕戦鈴鹿、第2戦もてぎで連続2位表彰台を獲得している#12津田拓也(ヨシムラ スズキ シェルアドバンス)の1分27秒519。3番手は#26渡辺一樹’(TEAM GREEN)の1分27秒860、この3名が27秒台。

AI2Q6628しかしここから#1中須賀がスパートをかけます。15周目に1分27秒046でコースレコードを更新、さらに20周目、前人未踏の26秒台:1分26秒801をたたき出してさらにコースレコード更新します。そのままポールポジションを獲得します。

注目の2番手争いは、最後の最後に#26渡辺一樹が1分27秒258に入れて#12 津田のタイムを上回り逆転しました。3番ては#12 津田、4番手は#26渡辺と同じニューマシンZX10Rを駆る#87柳川明(TEAM GREEN)、5番手はヤマハファクトリーのヤングチームYAMALUBE RACING TEAMの#7野左根航汰が入りました。

AI2Q6268#1中須賀はこれで10戦連続のポールポジション獲得。明日の決勝レースは10戦連続のポール・トゥ・ウィンがかかったレースとなります。ポールポジション会見でも「連続ポール・トゥ・ウィンの記録を10回に延ばしたいと思いますが、決勝レースは52周と長いので何が起こるかわかりません。何が起きてもしっかり対処できるように準備をしているので結果にこだわって勝ちを狙いに行って52周を走り切りたいです」と勝つためにさらに気を引き締めています。

AI2Q6451それを阻止すべく虎視眈々と狙っている#12津田、ニューマシンで勝ちを狙うカワサキの#87柳川、#26渡辺、そしてユースチームの#7野左根。ストップ・ザ・中須賀なるか、それとも中須賀の記録更新になるか、明日の決勝レースが楽しみです。

AI2Q5994J-GP2クラスの予選は、最後の最後にトップタイムを刻んだ#2生形秀之(エスパルスドリームレーシング)が#94浦本修充を抑えて逆転のポールポジションを獲得。

J-GP3クラスは現在ランキングトップの#634栗原佳祐(MuSASHi RT HARC-PRO.)、ST600クラスは昨年のここSUGO大会でポールを獲得した#8岩戸亮介(Team 高武 RSC)がポールポジションを獲得しました。

JSB1000クラス公式予選上位10位の結果は以下の通りです。
ポールポジション:#1 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 中須賀克行 R1’26.801
2:#26 TeamGREEN 渡邊 一樹 1’27.258
3:#12 ヨシムラスズキシェルアドバンス 津田 拓也 1’27.519
4 : #87 TeamGREEN 柳川 明 1’27.941
5 : #7 YAMALUBE RACING TEAM 野左根 航汰 1’27.958
6 : #104 TOHORacing  山口 辰也 1’28.051
7 : #634 MuSASHi RT HARC-PRO. 高橋 巧 1’28.547
8 : #71 Team KAGAYAMA 加賀山 就臣/浦本修充 1’28.594
9 : #85 HiTMAN RC甲子園ヤマハ 中冨 伸一 1’28.684
10 : #15 YAMALUBE RACING TEAM 藤田 拓哉 1’28.700

photo & text : koma

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