2015全日本ロードレース第8戦 岡山国際サーキット 決勝レース

2015/10/19

もう誰も止められない?中須賀克行選手、圧倒的な速さで独走、ポール・トゥ・ウィン!

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予想通り?想定外?20秒131もの大差を誰が予想したでしょうか。
打倒中須賀!を標榜するライバルを相手に中須賀選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が完全に一人旅、圧倒的な速さで5戦連続のポール・トゥ・ウィン!しかもここ岡山では5年連続のポール・トゥ・ウィンの快挙を達成しました。

朝から雲ひとつない快晴のもと、全日本ロードレース第8戦が岡山国際サーキットで開催されました。

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14:10、24周の決勝レースがスタートしました。ホールショットは中須賀選手が奪います。予選3番手の高橋巧選手(MuSASHi RT HARC-PRO.)は2番手で第1コーナーに進入しますが止まりきれずに順位を下げてしまいます。そこに出てきたのが予選4番手の柳川明選手(TEAM GREEN)、2番手で第2コーナーを立ち上がります。予選5番手の中富伸一選手(HitMAN RC甲子園ヤマハ)が3番手に浮上、そして予選7番手の加賀山就臣選手(Team KAGAYAMA)も4番手にジャンプアップします。5番手に高橋選手、6番手に野左根航汰選手(YAMALUBE RACING TEAM)、7番手に津田拓也選手(ヨシムラ スズキ シェルアドバンス)、8番手に山口辰也選手(TOHO Racing with MORIWAKI)、9番手伊藤勇樹選手(41Planning.Global communication)、10番手浦本修充選手(MuSASHi RT HARC-PRO.)のトップ10でオープニングラップを通過します。

AI2Q3035中須賀選手はトップに立つとすぐにペースを上げ、他の選手がオープニングラップ1分35秒後半から36秒台のところを33秒370の驚異的なタイムで後続を引き離しにかかります。さらに1分28秒台を連発、3周目には28秒532のファステストラップをたたき出し、レース折り返しの12周目には10.634秒もの大差をつけて完全に一人旅となります。

AI2Q2884オープニングラップで出遅れた高橋選手が追撃を開始します。2周目には4番手に、4周目には3番手まで順位を上げて前をいく柳川選手を追います。29秒台で周回を重ね、ついに13周目に捉えて2番手に上がります。

AI2Q3150その柳川選手の背後からひたひたと野左根選手が迫ってきます。迎えた17周目、野左根航汰選手が柳川選手をパスして3番手に浮上します。序盤に7番手まで後退した津田選手も29秒台に入れ、これから柳川選手、野左根選手を追撃しようとした矢先の18周目、リボルバーコーナーで縁石にエンジンをヒットさせてしまい、まさかのリタイアとなってしまいます。

AI2Q1680中須賀選手は17秒168のアドバンテージを築いてファイナルラップに入り、そのままトップチェッカー!2位に20秒以上の大差をつけて圧巻の独走でした。2位には高橋選手、3位に第4戦SUGO以来二度目の表彰台獲得となります。
これで中須賀選手は5戦連続のポール・トゥ・ウィン!「勝って当たり前」という空気は相当のプレッシャーです。それをはね除けて勝利する中須賀選手の強さをみた岡山大会でした。

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JSB1000クラス決勝レースの上位10位の結果は以下の通りです。
優勝:中須賀 克行選選手 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
2位:高橋 巧選手 MuSASHi RT HARC-PRO.
3位:野左根 航汰選手 YAMALUBE RACING TEAM
4位:柳川 明選手 TEAM GREENmGREEN
5位:中冨 伸一選手 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
6位:山口 辰也選手 TOHO Racing with MORIWAKI
7位:浦本 修充選手 MuSASHi RT HARC-PRO.
8位:加賀山 就臣選手 Team KAGAYAMA
9位:渡辺 一樹選手 TEAM GREEN
10位:藤田 拓哉選手 YAMALUBE RACING TEAM

photo & text : koma

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