4秒台を狙っていた?中須賀選手が驚愕のコースレコードでポールポジション!
4秒台に入るかのような驚愕の速さでした。中須賀克行選手(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)が、2分5秒192とコースレコードを約1秒縮める驚速タイムでレース2のポールポジション獲得しました。午後に行われたトップ10サバイバルでもポールポジション。レース1、レース2、共にポールポジションを獲得しました。
最終戦鈴鹿のJSB1000クラスは2レース制、予選方式も今回は「トップ10サバイバル」という方式が取り入れられました。計時予選のQ1は全車がコースイン、計時でレース2の全グリッドと、レース1の11位以下のグリッドが決まります。
そのQ1がスタートしてすぐの3周目、中須賀選手がいきなりリーダーボードのトップに立ちます。そのタイムは驚愕の2分5秒192!その後も中須賀選手はレース1を想定したかのように10周連続周回、しかも6秒台前半のタイムを連発させます。2番手にはヤマハユースチームの野左根航汰選手(YAMALUBE RACING TEAM)2分6秒615。3番手には津田拓也選手(ヨシムラ スズキ シェルアドバンス)2分6秒788です。
Q1を通過した上位10名のライダーで争われる「トップ10サバイバル」。10名のライダーがコースイン、ラップタイムの遅いライダーが1周につき2名ずつ脱落していきます。1周目は10台、2周目は8台、3周目は6台、4周目は4台で争われ、最後に残った2台が5周目、6周目のタイムアタックを行い、速いタイムを出したライダーがポールポジションを獲得します。勝ち残るには6周をフルにタイムアタックする必要があり、ライダーにとって1周たりとも気を許せない厳しい予選となります。
午後2時15分、トップ10サバイバルがスタート!真っ先にコースインしたのは野左根航汰選手。しかし、アウトラップ2周目には中須賀選手がかわしてトップに立ち、タイム計測が始まります。中須賀選手は2 分6秒台を連発して毎周トップ通過、津田選手とラスト2周のタイムアタックに入ります。と、ここにきて中須賀選手は2分5秒976と5秒台に入れるタイムでレース1のポールポジションも獲得します。2番グリッドは津田選手、3番グリッドは高橋巧選手(MuSASHi RT HARC-PRO.)でした。
最終戦鈴鹿、レース1、レース2の予選上位10位は以下の通りです。
<レース1>
ポールポジション:中須賀克行選手 YAMAHA FACTORY RACING TEAM
2:津田拓也選手 ヨシムラ スズキ シェルアドバン
3:高橋巧選手 MuSASHi RT HARC-PRO.
4:秋吉耕佑選手 au & テルル・Kohara RT
5:渡辺一樹選手 TEAM GREEN
6:野左根航汰選手 YAMALUBE RACING TEAM
7:藤田拓哉選手 YAMALUBE RACING TEAM
8:加賀山就臣選手 Team KAGAYAMA
9:渡辺一馬選手 F.C.C. TSR Honda
10:山口辰也選手 TOHO Racing with MORIWAKI
<レース2>
ポールポジション:中須賀克行選手 YAMAHA FACTORY RACING TEAM 2分5秒192
2:野左根航汰選手 YAMALUBE RACING TEAM 2分6秒615
3:津田拓也選手 ヨシムラ スズキ シェルアドバンス 2分6秒788
4:高橋巧選手 MuSASHi RT HARC-PRO. 2分7秒179
5:渡辺一樹選手 TEAM GREEN 2分7秒218
6:渡辺一馬選手 F.C.C. TSR Honda 2分7秒220
7:秋吉耕佑選手 au & テルル・Kohara RT 2分7秒280
8:藤田拓哉選手 YAMALUBE RACING TEAM 2分7秒608
9:加賀山就臣選手 Team KAGAYAMA 2分7秒634
10:山口辰也選手 TOHO Racing with MORIWAKI 2分7秒788
photo & text : koma