2014年の全日本ロードレースを振り返ります。第6戦は9月13日、14日に闘いの場を再び九州に移し、Super Formulaと併催の2&4レースとして開催されました。今回はJSB1000クラスのみの開催となります。
ポイントランキングトップで4月のオートポリスで優勝した高橋選手は予選2番手、4月に転倒・ケガを負った中須賀克行選手がポールポジション、津田拓也選手が3番手という予選結果。秋の気配が感じられてきたオートポリスで決勝レーススタート!
しかしオープニングラップの最終コーナーで2台がからむ炎上事故が発生して赤旗。18周のレースから14周に短縮されて再びスタートが切られます。
オープニングラップは前戦SUGOで優勝した加賀山就臣選手が奪いますが、2周目に地元の柳川明選手がトップに立ち、中須賀選手、高橋選手、渡辺一樹選手、津田選手、山口辰也選手を率いてレースをリードします。
10周目に中須賀選手がトップに立ちペースを上げます。その直後、渡辺選手、高橋選手が転倒を喫しトップ争いから離れます。中須賀選手は手綱を緩めずさらにペースを上げて逃げにかかりますが、津田選手が猛プッシュ。柳川選手をかわして中須賀選手のすぐ背後まで迫り手に汗握るバトルでファイナルラップを迎えます。
しかし津田選手の猛追もわずか0.282秒及ばず、レースの主導権を握った中須賀選手が地元九州の声援を受けて今季2勝目を挙げました。3番手には同じく地元九州の柳川選手が入ります。
JSB1000クラス決勝レース上位10位の結果は以下の通りです。
優勝:#1 中須賀克行選手 ヤマハYSPレーシングチーム
2位:#12 津田拓也選手 ヨシムラスズキシェルアドバンス
3位:#87 柳川明選手 TeamGREEN
4位:#104 山口辰也選手 TOHORacing with MORIWAKI
5位:#71 加賀山就臣選手 Team KAGAYAMA
6位:#91 生形秀之選手 エスパルスMFDレーシング
7位:#31 野左根航汰選手 NTSチームノリックヤマハ
8位:#33 藤田拓哉選手 DOG FIGHT RACING・YAMAHA
9位:#85 中冨伸一選手 HiTMAN RC甲子園ヤマハ
10位:#634 高橋巧選手 MuSASHi RT HARC-PRO.
photo & text : koma